MFファーストペンギン(@mfparallel)です。
普段のコミュニケーションで、私たちは何気なく「質問」を使っています。その質問には、実は2種類あるのはご存知でしょうか。
そこで、今回の記事では「クローズド・クエスチョン」と「オープンクエスチョン」という2種類の質問について、特徴とメリットとデメリットを含めてお伝えします。
質問の種類:その1.クローズド・クエスチョンとは?
クローズド・クエスチョンとは、相手が「はいかいいえ」または「AかBか」の択一で答えられるような、回答範囲を限定した質問の仕方のことです。
例えば、「宿題はやった?」「お客さんに連絡した?」などと、はいかいいえで答えられる質問のことを指します。
クローズド・クエスチョンのメリット
クローズド・クエスチョンのメリットは下記の2つです。
- 明確な答えが得られるので、起こった事実を確かめたいときや、相手の意思を確認したいときに使うと効果的。
- 質問される側にとっても、基本的に「はいかいいえ」の二択で答えられるため、心理的な負担が少ない。
クローズド・クエスチョンのデメリット
それに対し、クローズド・クエスチョンのデメリットは下記の2つです。
- 質問され続けると尋問されているように感じ、信頼関係の構築にはマイナスとなる。
- クローズド・クエスチョンだけでは会話が広がらない。
質問の種類:その2.オープンクエスチョンとは?
一方、オープンクエスチョンとは、制約を設けず相手に自由に答えさせるような質問の仕方のことを言います。
具体的には、「5W1H」=「when(いつ)where(どこで)who(誰)what(何)why(なぜ)how(どうやって)」の6つの疑問符を使った質問です。
例えば、
「今度の新商品についてどう思う?」
「チームの営業成績を上げるにはどうすればいいかな?」
「君のやる気がアップするのはどんな時?」
などといった質問が当てはまります。
オープンクエスチョンのメリット
オープンクエスチョンのメリットは下記の3つです。
- 相手が漠然と考えていることについて、より明確にし、しっかりとした行動計画を立てたり、目標をを具体化する効果がある。
- 行動の目的について考えを深め、その行動をとることによってどういう広がりが生まれるか考えさせ、行動の結果、自分にとってそんな喜びがあるかをイメージさせる効果がある。
- 回答の仕方が自由であるため、自発的な答えを引き出しやすい。
オープンクエスチョンのデメリット
それに対し、オープンクエスチョンのデメリットは下記の3つです。
- 答えを得るまでに時間がかかる場合があり、相手が今まで気付かなかったような気づきをもたらす質問であればあるほど、相手が答える際に十分に考える時間が必要となる。
- 答えが決まっていないので、質問をする側には相手の答えをしっかりと受け止める姿勢や柔軟性が必要となることもある。
- 相手とそれほど親密でなかったり、十分な信頼関係が気付けていない場合には、会話がそれ以上発展しないということも起こりえる。
質問の種類を学ぶのに最適な書籍『「良い質問」をする技術』のご紹介
ここで、「クローズド・クエスチョン」と「オープンクエスチョン」という2種類の質問を学ぶのに最適な本をご紹介します。それは「良い質問」をする技術という本です。
仕事ができるかできないかというのは、結局のところ「どれだけ効果的な質問を自分の中に作り出せているか」ということです。
つまり、「この問題を対処するには、自分だったらどうするか」と常に自分に問いかけ、行動に移していくことで、仕事の効率アップにつながるというのです。
それには、YES or NO やAかBのように、回答する範囲があらかじめ限定されている、クローズド・クエスチョンと、回答の仕方を限定せずに、自由な言葉で答えることができるオープンクエスチョンを、TPOに応じて使い分けることが大事だと思いました。
まとめ
いかがでしょうか?
私自身の経験上、SNSでの投稿においては、クローズドクエスチョンで終わると、いいね!はもらえるかもしれませんが、コメントはしづらいものです。
ですので、SNSの投稿ではオープンクエスチョンを取り入れたほうが、コメントがもらえやすくなるというのはあります。
そうすることで、SNSであなたのフォロワーとのコミュニケーションが広がっていくものです。
いずれにせよ、TPOに応じて2種類の質問を使い分けていくことが大事です。
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