
ツイッター運用コンサルタントの古川真理(@mfparallel)です。
あなたはSNSを使っていて、下記のような情報を見かけたことはありませんか。
- 地震の影響で地元にある動物園からライオンが逃げ出した
- 〇月×日に大地震が発生する大手企業Xが個人情報を流出したらしい
- 先日不倫が明した有名人Nは、麻薬の使用疑惑がある
- 大物俳優Yが病気により死亡
災害や芸能人のスキャンダルなど、SNSによるデマ情報の流行は後を絶ちません。昨今問題になっているコロナウイルスの件でも・・・
- コロナウイルスは26~27度のお湯で死滅する
- コロナウイルスはアルコールが効かない
上記の情報が拡散されましたが、これらは後にデマだという事が判明しました。こうしたデマは、状況をさらに混乱させる悪質なものばかりで、本来あってはいけない事です。
とはいえ、なぜデマにも関わらず、広がってしまうのか気になりますよね。また、あなた自身デマに惑わされないように、対策法も知っておきたいところ。
そこで今回は、SNSでデマが広がる理由およびデマ情報の対策方法をまとめました。
SNSのデマはどうして広がるのか?
そもそも、どうしてデマ情報は拡散されてしまうのか?ここでは、その理由をまとめさせて頂きました。
情報に需要があると感じてしまうから
1つ目の理由は、「情報に需要があると感じてしまうから」です。
災害や有名人の情報でも言える事ですが、人間という生き物は自分にとって需要のある情報は、他の人にも教えてあげたくなる傾向にあります。
特に災害発生時は、ひたすら不安な状況が続いています。
そうしたとき、役に立ちそうな情報を見つけると、みんなに伝えるべき情報と認識してしまい、情報の信頼度に関係なくSNS上で発信しようとします。
そして、自分1人に限らず同じ考えを持った人が次々と発信し、まるで枝分かれのごとく圧倒的なスピードで拡散されてしまうわけです。
簡単にシェアできてしまうから
2つ目の理由は、「簡単にシェアできてしまうから」です。
SNSといえば、操作1つで簡単に情報をシェアできてしまいます。ツイッターの場合だとリツイート機能が良い例ですね。
複雑な操作は愚か、ボタン1つで簡単にできるという利便性から、シェアを行う人は多い訳です。
リツイートに至っては、10秒もかからずにシェアできてしまいます。
このように、「人間の心境」と「SNSの利便性」の2つが重なり、デマは広がりやすくなってしまうのです。
SNSのデマ拡散を対策する方法
SNSを使っていて、いざ何かしらの情報が流れてきたとき、どのようにデマ情報を見極めればいいのか?
ここでは、「上野動物公園からトラが逃げ出した!」という例で解説していきます。※上記例は解説のために使うフィクションです。実際にこういった事は起きておりませんので、ご了承ください。
情報を知ってもすぐには発信・シェアしない
情報を知ったらすぐに拡散したくなるかも知れませんが、まずはその気持ちをグッと抑えてください。
情報を発信・シェアする前に必ずやってほしいのが、あなた自身が情報の信ぴょう性を調べる事です。
投稿者のアカウントをチェックする
情報が流れてきたとき、真っ先に確認すべき点は情報発信者のアカウントです。情報発信者のアカウントは、「一般ユーザーなのか?」それとも「公式サイトが発信したアカウントなのか?」を見極めるのが非常に重要です。
「上野動物園からトラが逃げ出した」の場合、公式アカウントに当たるのは、上野動物園もしくは上野動物園がある東京都台東区等が該当します。
もっと詳しく言うと、以下のようなアカウントです。
※1つ目は東京都台東区、2つ目は上野動物園の公式ツイッターアカウントです。また、ここでもう1つ注目してほしいのがアカウント名の横に記載されているチェックマークです。チェックマークは、ツイッターがそのアカウントが本物の公式アカウントである事を認めた証です。
そのため、チェックマークが付いているアカウントからの情報発信であれば余ほど信用できるでしょう。
一方で、公式マークのない如何にも一般人と分かるようなアカウントからのツイートはデマの可能性があります。
中でも「〇〇だろう、〇〇らしい」といった予想的な言い方や、情報源を記載していない内容は要注意です。
チェックマークがないもしくは公式アカウントが存在しない場合
上野動物園は、たまたま公式アカウントがありましたが、中にはチェックマークの付いていないアカウントや公式アカウントが存在しないケースもあります。そういったときは、SNSではなく公式サイトを直接確認しましょう。
例えば、上野動物園なら、検索でそのまま「上野動物園」と入力すれば大体トップページに公式サイトが表示されます。
そして、公式サイトを見た上で真実かデマかを見極めれば良いでしょう。
ニュースの情報を待つ
情報において最も信用性が高いのはニュースです。
情報を信用して良いか分からない場合は、ニュースで報道されるのを待つのも1つの選択肢。
特に一刻を争う情報なら、少し時間が経てば報道されますので、無理に急いで発信・シェアする必要はないでしょう。以上がSNSにおけるデマの対策方法です。
1人が変わるだけでその分デマの拡散も抑えられる
今回は、SNSにおけるデマの原因と対策法を解説いたしました。
昨今はコロナが話題になっていますが、今後とも何か大きな話題がある度にデマの情報は発信されるでしょう。そのため、デマの情報を完全に消し去る事は不可能かも知れません。ですが、今回当ページをご覧頂いたあなたは別です。
あなたは当ページを通じ、SNSのデマ対策法を知る事ができました。ですから、今後災害時などで情報が流れてきても、真実か否かを冷静に見極められるでしょう。

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