近年ではTwitterやFacebookなど、SNSの普及により、誰もが気軽にインターネット上で情報を発信できるようになりました。
しかし、多くのユーザーが使えるからこそ、同時に大きなリスクも潜んでいます。
それが炎上ではないでしょうか。
炎上は一度起きてしまうと、個人とか企業関係無しに社会からの信用を落とす事に繋がってしまいます。
そうならないためにも、SNSの扱い方には十分気を付けておきたいところです。
そういうわけで今回は、「SNSで炎上防止のための対策法」、また「仮に起きてしまった時の対処法」を解説していきます。
SNSでの炎上を対策する方法
モラルに欠けた行動や人を不愉快な気持ちにさせる言動など、SNSで炎上が起きるきっかけは様々です。
特に厄介なのは炎上を意識した投稿ではなくても、捉えた人次第で炎上に繋がってしまう恐れがあるという事です。
いずれにせよ、炎上を防止するためにも、対策法をきちんと把握しておく必要があります。
それでは、対策法を見ていきましょう。
事実かどうか不透明な情報は断定した言い方をしない
人は新しい情報を知ったら、ついつい他人にシェアしたくなるもの。
しかし、情報を発信する際は、その出来事が真実か否かをしっかりと見極めておく必要があります。
なぜなら、その情報が虚偽の情報だと発覚した際は、炎上に繋がる恐れがあるからです。
中でも「人気アイドルグループAが解散を発表」や「俳優のBさんが亡くなった」など、多くのファンがいるジャンルや不謹慎を装うジャンルは、特に注意が必要です。
それでも投稿したいのであれば、「アイドルグループの〇〇が解散するけど本当なのかな?」といった感じに、自分自身も噂で聞いた程度のノリで投稿すると良いでしょう。
他にも医療や法律、科学など、他者の利害に関わっているケースも要注意。
こういったジャンルは、ある時までは正しいと考えられていても、最新の情報では異なる場合がございます。そのため、事実かどうか不透明な情報や裏が取れない情報は、断定した言い方を避けるようにしましょう。
個人情報や重要な情報をむやみに発信しない
ある意味当然の事とも言えますが、第三者の個人情報や企業秘密とされている重要な情報はSNSに投稿してはいけません。
個人情報の公開は、住んでいる場所が特定され、ストーカー被害などの危険が出てきます。
中でも怖いのは、これが拡散されてしまうということ。
たとえ削除しても、第三者がスクショするなどして情報を保存しているケースがあります。
住所や電話番号はもちろんですが、顔や周辺の様子を写した写真でも特定に繋がる場合がございますので要注意です。
企業秘密の情報に至っては、会社や顧客からの信用が無くなり、解雇処分や損害賠償の請求に発展する恐れが出てきます。
ですから、守秘義務や秘密保持規約など、規則に基づき漏えいさせてはいけない事柄は絶対に投稿してはなりません。
個人も企業も「SNSでの情報公開=公になる」ということを常に意識しておきましょう。
冗談半分の勢いで投稿しない
SNSに限った話ではありませんが、人間というのはノリで動いてしまい、それがきっかけで大変な事態に発展してしまうことも珍しくはありません。
例えば、「冗談半分で悪口を言ったら、相手が本気で怒って大喧嘩になった」といった感じでしょうか。
そのため、SNSにおいても、自分は冗談で言ったつもりでも見たユーザーによっては悪い風に捉えてしまい、炎上を起こすきっかけとなる恐れがあります。
投稿する際は、見る人の立場をきちんと考えた上で発信しましょう。
他人の気分を害する不適切な発言をしない
特定の人物や報道を批判、差別、煽るなど、不適切な発言は多くのユーザーを不愉快な思いにさせてしまいます。
これが度を過ぎると天罰が下るかの如く、今度は自分自身がボロクソに叩かれる嵌めとなってしまいます。
中には炎上マーケティングで敢えて不適切な発言をする人もいますが、結局多くの人を敵に回すことに変わりはありません。
あなたが鋼のメンタルでも持っていれば話は別ですが、人を不愉快にさせてまで得た人気に価値はあるのでしょうか。
モラルが欠けた行動をしない
SNSにおける「モラルが欠ける」とは、先ほど挙げた不適切な発言もですが、行動面でも該当してきます。
例えば、18禁やグロ系の動画・画像を平気で挙げるなどですね。
これらのジャンルは好き嫌いで分かれてしまうため、歓迎する方もいれば激しい嫌悪感を抱く人もいます。
また、バイト中に商品を口に加えたり舐めたりして、その様子を動画や写真で撮影してアップするといった投稿にも言える事です。
近年よく問題になっているバイトテロですね。
特にバイトテロに関しては、企業にも影響を及ぼすため、店舗の閉鎖や損害賠償を請求されるなど、笑い話では済まない事態に陥ってしまいます。
もっとも、SNSのアップ以前に、こういった行動を取る事自体が大問題です。くれぐれも真似しないでくださいね。
SNSで炎上が起きてしまった時の対策法は?
では、万が一炎上が起きてしまった場合、どうすればいいのか?ここでは炎上が起きてしまった時の対処法を解説いたします。
炎上の元となった投稿を削除し、謝罪文を投稿し直す
炎上の元となった投稿はすぐに削除しましょう。
なぜなら、放置したままだと、どんどん拡散されてしまい、より多くの人に知れ渡ってしまうからです。
火に油を注ぐかのように、炎上は悪化していきます。
被害を大きくしないためにも、炎上元となった投稿は削除するようにしましょう。
そして、削除しただけで終わらせてはいけません。削除したら、同時に謝罪文も掲載しましょう。
謝罪文を掲載することで、最低限の歯止めにはなります。
さらに、これはなるべく早めに掲載するようにしてください。
掲載が遅くなってしまうと「謝罪対応もすぐにできないのか!」といった感じに、別の視点で批判を受ける嵌めになってしまいます。
また、謝罪文を掲載する時は言い訳をせずに、誠意を持って謝るようにしましょう。下手に言い訳したり適当な謝罪だったりすると、炎上が収まるどころか更に悪化してしまいます。
沈静化するまではしばらく投稿しない
炎上元の投稿を削除し、謝罪文の掲載も完了したら、しばらくは投稿を控えておきましょう。
これらの対応は、所詮応急処置に過ぎません。
ですから、炎上が落ち着いてもいない状態で下手に投稿を繰り返すと、次の炎上を招く恐れがあります。
数週間から1ヶ月と少し長めに様子を見て沈静化しているようでしたら、SNSの活動を再開されると良いでしょう。
そして、再開される際は、改めて謝罪の一言を入れておけば、最低限の誠意は伝えられます。
検索補助キーワードを削除
炎上が起きてしまった時、検索補助キーワードを削除することも重要になってきます。
検索補助キーワードとは検索を行った際、一緒に表示される関連ワードの事を指します。
例えば、「A社」と入力したときに「A社 炎上」、「A社 〇〇問題」など、メインキーワードの後に入力されると思われる文字をコンピューターが過去の検索履歴から分析を行い、予め候補として出してくれるのです。
検索ユーザーから見たら非常に便利な機能ですが、炎上した会社からすればかなり不都合と言えます。
なぜなら、検索補助キーワードがあることで、その会社の炎上を知らないユーザーも、検索補助キーワードの表示から調べてしまう可能性があるからです。
その結果、多くのユーザーに炎上を知られてしまうきっかけとなってしまいます。
これを防止するためにも、検索補助キーワードは削除しておくことをおすすめいたします。ただ、検索補助キーワードは個人で無くすことは不可能なので、弁護士事務所や対策会社に依頼しましょう。
どうしても収まらない場合は最悪アカウント削除
どうしても炎上が収まらない場合は、最悪アカウントを削除するのも1つの手です。
ただ、アカウントを削除するということは、ゲームでいうデータを削除するようなもの。
そのため、既に一定の人気を得ているアカウントや運用歴の長いアカウントだと躊躇してしまうかも知れません。アカウント削除は、本当に最後の手段だと思ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SNSの炎上というのは、ふとした投稿で招いてしまうもの。そのため、誰でも起こりうる事なのです。
だからこそ、今回お話した内容は、きちんと頭に入れておいてもらいたいです。
SNSは炎上こそ厄介ですが、それさえ無ければ集客効果や友達作りなど、様々な面で役に立ってくれます。良い意味で活用するためにも、普段から再三の注意を払って活動するようにしましょう。
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